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日常生活の工夫

食事の工夫

パーキンソン病に食事制限はありませんが、バランスの良いメニューを心がけ、体重を増やしすぎることなく健康な状態を維持しましょう。 便秘対策には、水分と食物繊維をたくさん取るようにしましょう。

食事中の姿勢

椅子に座る際は、姿勢が左右に傾かないよう、また深く腰を掛けて足の裏の全面を床に着けるようにしましょう。姿勢が傾く場合は、利き手と反対側の腕をテーブルにのせて、姿勢をまっすぐに保ちやすくすることで対応も可能です。

食事中の姿勢の画像

食器の工夫

細かい動作がしにくくなり、食事を口に運ぶことが難しい場合やこぼしてしまう場合には、握りやすい箸やスプーン、フォークなど、使用する食器や使い方を工夫してみると良いでしょう。
浅めの器や滑り止めのついている皿を使ったり、滑り止めシートを敷いた上に食器を置くことで、食事がすくいやすくなることもあります。
食器と口の距離が短くなるように、テーブルの高さを高めに調整することも効果的です。

村田美穂: やさしいパーキンソン病の自己管理改訂3版. 医薬ジャーナル, 大阪, pp107-108, 2017
村田美穂: スーパー図解パーキンソン病. 法研, 東京, pp134-137, 2015
作田学:図解よくわかるパーキンソン病の最新治療とリハビリテーション, 日東書院, 東京, pp181, 2016