病気のこと
困った症状が起こる原因
運動合併症のあらわれる原因は、病気が進むにつれて、適切な効果を表すことのできる血漿中L-ドパ濃度の幅が狭くなってくるためだと言われています。このことを防ぐには、薬を飲むタイミングや量の微妙な調整が必要になりますが、進行期パーキンソン病の患者さんは胃や腸の動きが悪くなり1)、小腸からの薬の吸収が不安定になるため、従来の飲み薬では血漿中L-ドパ濃度を安定させることが難しくなります。 1) Varanese S et al.: Parkinsons Dis, 2010: 480260 (2011)