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ーMRガイド下集束超音波療法(MRgFUS)とは?ー

MRガイド下集束超音波療法(MRgFUS)とは、ふるえなどの原因となっている脳の部分に約800〜1000本の超音波を集束させて当てて温度を上げ、当てている部分を凝固させる治療法です。

この治療は、2020年9月から健康保険が使えるようになりました。適応症は、「薬物療法で十分効果が得られないパーキンソン病のふるえや運動症状の緩和を目的とする治療」です。お薬の効き目が十分でなくなった場合に、主治医とよく相談したうえで治療するということになりますが、現在のところ治療ができる施設は限られています。

MRgFUS は、手術の必要がなく、麻酔もかけないため、患者さんの負担は少なくて済みます。治療は、入院したうえ、頭髪を剃った後に超音波を収束させるための治療用ヘルメットをかぶり、MRI装置に入ります。医師は、MRIの画像を見ながら最適な部分を確認して超音波を当てます1)。また、医師が患者さんと対話して、安全性と効果を確認しながら治療を行います。治療時間は、患者さんによって個人差がありますが、おおむね3~4時間程度かかるといわれています。

MRgFUSのイメージ画像
1) 望月秀樹, 服部憲明:BRAIN and NERVE. 2018; 70(2): 147-153.
INSIGHTEC https://www.insightec.co.jp/technology(アクセス日2022年1月24日)

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気になることがあれば、チェックシートを持って医師に相談しましょう。

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