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病気のこと

パーキンソン病の
重症度分類

パーキンソン病は、症状が徐々に進行していく病気ですが、病気の進行速度はそれぞれの人によって異なります。 パーキンソン病の進行度を示す指標として、「Hoehn & Yahr(ホーン・ヤール)の重症度分類」と「生活機能障害度分類」が広く用いられます。

パーキンソン病のホーン・ヤールの
重症度分類と生活機能障害度分類

ホーン・ヤールの重症度分類


  • ホーン・ヤールの重症度・T度のイメージ画像

    T度

    体の片側だけに手足のふるえや筋肉のこわばりがみられる。
    体の障害はないか、あっても軽い。

  • ホーン・ヤールの重症度・U度のイメージ画像

    U度

    両方の手足のふるえ、両側の筋肉のこわばりなどがみられる。
    日常の生活や仕事がやや不便になる。

  • ホーン・ヤールの重症度・V度のイメージ画像

    V度

    小刻みに歩く、すくみ足がみられる。方向転換のとき転びやすくなるなど、日常生活に支障が出るが、介助なしに過ごせる。
    職種によっては仕事を続けられる。

  • ホーン・ヤールの重症度・W度のイメージ画像

    W度

    立ち上がる、歩くなどが難しくなる。生活のさまざまな場面で、介助が必要になってくる。

  • ホーン・ヤールの重症度・X度のイメージ画像

    X度

    車いすが必要になる。ベッドで寝ていることが多くなる。


厚生労働省の生活機能障害度分類
(異常運動疾患調査研究部)


  • T度

    日常生活、通院にほとんど介助がいらない。

  • U度

    日常生活、通院に部分的な介助が必要になる。

  • V度

    日常生活に全面的な介助が必要で、自分だけで、歩いたり、立ち上がったりできない。



【参考】もっと知ろう!パーキンソン病


武田篤(柏原健一ほか編):みんなで学ぶパーキンソン病.南江堂, 東京, pp6-9, 2013