日常生活の工夫
睡眠障害
睡眠障害には、さまざまなタイプがあります。
さまざまな睡眠障害のタイプ
-
日中過眠
日中うとうとする -
突発的睡眠
突発的に眠ってすぐ目覚める -
入眠障害
ベッドに入っても寝つかれない -
中途覚醒
眠りが浅くてすぐに目が覚める -
レストレス・レッグ症候群
ふとんに入ると足がむずむずする -
レム睡眠行動異常
睡眠中に大声を上げたり手足を動かしたりする -
ノンレム睡眠行動異常
夢遊病者のように歩き回るなど
不眠はパーキンソン病に特有と言うわけではありませんが、日中過眠(日中の過剰な眠気)はパーキンソン病に多いといわれています。
日中過眠や突発的睡眠は、ドパミンアゴニストなど治療薬の副作用である場合も考えられますので、主治医に相談して、薬の減量、中止、変更を判断してもらいます。
その他の睡眠障害についても、治療で症状が軽減する可能性があるので、主治医に相談しましょう。
睡眠障害は、日中に眠気が残るだけではなく、身体の動きに影響することもあります。日中は太陽を浴びて十分に運動し、寝室の環境を整えるなど睡眠環境を良くするよう心がけましょう。
作田学:図解よくわかるパーキンソン病の最新治療とリハビリテーション, 日東書院, 東京, pp156-157, 2016武田篤(柏原健一ほか編) : みんなで学ぶパーキンソン病. 南江堂, 東京, pp87-88, 2013