日常生活の工夫
住まいの工夫
基本は、つまずく段差をなくす、立ち上がるための手すりを設置する、通路や階段にまたぐ目じるしをつける、足元の明かりをつける、です。
住まいのチェックポイント
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段差をなくす
敷居の段差をスロープで埋める
カーペットや畳のヘリを、テープで固定する -
ドアは引き戸がよい
可能であればドアは引き戸にする
ノブはレバーや取っ手に替えると使いやすくなる -
手すり(玄関、寝室、浴室、トイレ)
立ち上がる動作をする場所に、L字型の手すりを取り付ける
身長に合わせて使いやすい位置に設置する -
テープガイド
階段の段ごとや廊下に30〜40cmの一定間隔に、またぐ目安となるテープを貼る -
足元のライト
廊下や階段、手すりの足元にライトをつける
人を呼ぶ手段の確保
ひとりで過ごしている時に動けなくなる恐れがある場合は、トイレや浴室、ベッドの近くにブザーを設置する、携帯電話を首から下げて身に着けるなど、助けを求める手段を確保しましょう。
作田学:図解よくわかるパーキンソン病の最新治療とリハビリテーション, 日東書院, 東京, pp108-111, 2016