あきらめない!パーキンソン病治療の応援サイト パーキンソンスマイル.net
日常生活の工夫

住まいの工夫

基本は、つまずく段差をなくす、立ち上がるための手すりを設置する、通路や階段にまたぐ目じるしをつける、足元の明かりをつける、です。

住まいのチェックポイントイメージ画像
住まいのチェックポイント
  • 段差をなくす
       敷居の段差をスロープで埋める
       カーペットや畳のヘリを、テープで固定する
  • ドアは引き戸がよい
       可能であればドアは引き戸にする
       ノブはレバーや取っ手に替えると使いやすくなる
  • 手すり(玄関、寝室、浴室、トイレ)
       立ち上がる動作をする場所に、L字型の手すりを取り付ける
       身長に合わせて使いやすい位置に設置する
  • テープガイド
       階段の段ごとや廊下に30〜40cmの一定間隔に、またぐ目安となるテープを貼る
  • 足元のライト
       廊下や階段、手すりの足元にライトをつける

人を呼ぶ手段の確保

ひとりで過ごしている時に動けなくなる恐れがある場合は、トイレや浴室、ベッドの近くにブザーを設置する、携帯電話を首から下げて身に着けるなど、助けを求める手段を確保しましょう。

村田美穂: やさしいパーキンソン病の自己管理改訂3版. 医薬ジャーナル, 大阪, pp95-108, 2017
作田学:図解よくわかるパーキンソン病の最新治療とリハビリテーション, 日東書院, 東京, pp108-111, 2016