あきらめない!パーキンソン病治療の応援サイト パーキンソンスマイル.net

あきらめない治療を
応援する情報サイトです

パーキンソンスマイルネットは、
パーキンソン病の治療や日常生活に
役立つ情報をわかりやすくお伝えすることにより、
患者さんの「あきらめない治療」
を応援することを目的に作成しています。
本サイトを通して、ひとりでも多くの皆さんに
笑顔を届けることを願っています。

病気治療のこと

病気治療のこと

パーキンソン病は、病気そのものが直接の原因で亡くなることはありません。
現在では、発症が60歳以降であれば、寿命は健康な人とほとんど変わらなくなってきました。
パーキンソン病は、進行性の病気ですが、専門医による適切な治療を受ければ、
病気をコントロールして元気な状態で日常生活を送ることができます。

病気や治療のことのイメージ画像

パーキンソン病

どんな症状がでるの?

運動症状

運動症状は、パーキンソン病の発症初期からみられる特徴的な症状で、診断において最大の手がかりとなります。
特徴的な症状は、静止時振戦(せいしじしんせん)、無動(むどう)、筋強剛(きんきょうごう)、
姿勢反射障害(しせいはんしゃしょうがい)の4つです。

無動 むどう

無動 むどう

  • ・動きが素早くできない
  • ・歩くときに足が出にくくなる
  • ・話し方に抑揚がなくなり、声が小さくなる
  • ・書く文字が小さくなる

など

筋強剛 きんきょうごう

筋強剛 きんきょうごう

  • ・肩、膝、指などの筋肉がかたくなって、スムーズに動かしにくい
  • ・痛みを感じることもある
  • ・顔の筋肉がこわばり、無表情に感じられる

など

静止時振戦 せいしじんせん

静止時振戦 せいしじんせん

  • ・何もしないでじっとしているときにふるえる
  • ・片方の手や足のふるえから始まることが多い
  • ・睡眠中はふるえがおさまるが、目が覚めるとふるえが始まる
  • ・1秒間4〜6回ぐらいふるえる

など

※無動、筋強剛、静止時振戦は3大症状と言われ、パーキンソン病の診断の際、非常に重要な運動症状となります。

姿勢反射障害 しせいはんしゃしょうがい

姿勢反射障害

しせいはんしゃしょうがい

  • ・体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる
  • ・歩いていて止まれなくなる、方向転換をするのが難しい
  • ・症状が進むと、首が下がる、体が斜めに傾くこともある
  • ・転倒を招き、骨折の原因になるので注意が必要

など

※無動、筋強剛、静止時振戦は3大症状と言われ、パーキンソン病の診断際、非常に重要な運動症状となります。

非運動症状

パーキンソン病では、運動症状の他にもさまざまな非運動症状が見られます。
非運動症状の中には運動症状の前に現れるものがあります。

  • 自律神経症状
  • 認知障害
  • 嗅覚障害
  • 睡眠障害
  • 精神症状
  • 疲労や疼痛、体重減少

高橋良輔. 病気がわかる本 パーキンソン病を知りたいあなたへ. NHK出版, 東京, pp12-19, 2016.
服部信孝,順天堂大学が教えるパーキンソン病の自宅療法.主婦の友インフォス情報社, 東京, pp37-49, 2014.

パーキンソン病の診断

無動、筋強剛、静止時振戦、は、パーキンソン病の特徴的な運動症状ですが、
似た症状はパーキンソン病以外の病気でも現れることがあります。
また、パーキンソン病を確実に診断できる検査法も現在のところありません。
そのためパーキンソン病の診断は、運動症状とともに特徴的な非運動症状をてがかりとして総合的に診断します。

【参考】もっと知ろう!パーキンソン病

村田美穂(監修): スーパー図解パーキンソン病. 法研, 東京, pp58-63, 2014.
武田篤(柏原健一ほか編) : みんなで学ぶパーキンソン病. 南江堂, 東京, pp6-9, 201
武田篤(武田篤編) : パーキンソン病実践診療マニュアル. 中外医学社, 東京, pp6-7, 2016.

パーキンソン病

どんな治療法があるの?

パーキンソン病の治療法には、L-ドパによるドパミン補充療法を中心とした薬物療法、
刺激発生装置や持続注入ポンプなどの機器(デバイス)を用いるデバイス補助療法などがあります。
そして、これらの治療法と同じように重要な役割を果たすのが、
患者さん自身が楽しみながら継続して行うリハビリテーションです。

こちらのシートを記入し、
医師に相談してみましょう。

医師に相談するための症状・
お薬に関するチェックシート

治療日誌などを参考に、ご自身の症状を整理してみましょう。

治療日誌などを参考に、ご自身の症状を整理してみましょう。
気になることがあれば、チェックシートを持って医師に相談しましょう。

気になることがあれば、チェックシートを持って医師に相談しましょう。

※チェック結果で疾患や治療法を確定するものではありません。