治療のこと

経腸療法とは?

経腸療法は、飲み薬では十分な治療が難しくなったパーキンソン病患者さんのために、カセットに入ったお薬(L-ドパ製剤)を専用ポンプとチューブを使ってお薬の吸収部位である小腸に直接持続的に送り届ける治療法です。
治療を始めるタイミングは、病気の進行とともに、通常の飲み薬や貼り薬では十分な効果がでなくなり、重度のウェアリングオフやジスキネジアなどが現れてきたときです。

専用ポンプとチューブを用いて切れ目なくお薬を投与するシステムにより、お薬の安定した血中濃度を維持します。小腸に直接お薬を投与することにより、お薬の安定した吸収を可能にします。

  • お薬の成分は主にL-ドパ製剤で、パーキンソン病の飲み薬として広く使われているものです。
  • 使用にあたっては、胃ろうを開ける処置が必要です。
  • ポンプは、日中つけたままにして就寝前にはずします。
    投与は、起きている時間(最大16時間)です。

経腸療法は、胃ろうを造設することが条件となり、限られた病院でのみ実施されています。また、機器を用いておくすりを投与しますので、操作方法等を習得する必要があります。経腸療法を受けられるかどうかについては、主治医と十分相談し決めることが大切です。
また、胃ろうを造る処置は服薬と比べてリスクを伴いますので、この点についても現在の病状や予想される結果を主治医と十分相談してから受けることが大切です。